猫はなぜ小さな音でも反応できるのか?驚異的なネコ耳の能力の秘密とは

猫の耳は人間や犬などよりも遥かに優れた機能を持っていることをご存知でしょうか。時々猫は一人で遠くを見ていることなんてありませんか。小さな音を聞きわける、優れた猫ならではの理由があるのです。今回は、「猫がなぜ小さな音でも反応できるか。」を詳しくご紹介します。

猫の耳はなぜ小さな音を聞き分けられるのか?

猫の耳には、驚異の聴力があります。この高い聴力は、獲物の居場所を捉えるために発達したと考えられています。猫はよく動く大きな耳を持っています。これは耳介(じかい)と呼ばれる、外に出ているひらひらな部分は、小さな筋肉がたくさんついています。この耳介(じかい)は三角形でほとんどの品種ではピンと立っていて、音を集めるのと同時に音源の位置を掴む機能を持っています。

猫の耳は驚くほど正確な機能を持つ

例えば、草むらから野ネズミがいたとします。野ネズミが生み出す音にネコは反応し、姿が見えなくても優れた耳の機能を利用し、相手の位置を特定します。その誤差は極めて正確でほとんどずれないと言われています。

他にも、草の上から野ネズミを抑えれば、前足の下に獲物がもがいているのがわかります。10メートル離れていても、数十センチほどのずれしかないほどです。

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人間の場合ですと、どんなに耳が優れた人であっても、コンパスでいうと誤差は4度弱、犬でも2度弱ほどあるといわれています。これを猫の場合ですと、0.5度程度でやるのですから、圧倒的な猫耳の能力と言えます。ただし、猫の種類によって異なります。例えば、耳介が折れている猫・スコティッシュ・フィールドやアメリカン・カールでは、この能力が劣ります。なぜなら、耳介の機能が正確な位置を把握しているからです。

猫の耳はかなり遠くの音でも自然にキャッチ

猫がキャッチできる音の高さは、大人でも6万ヘルツが一般的と言われています。生後3週間の子猫の場合はなんとその約2倍です。すなわち、約10万ヘルツの音が聞き取れることになります。母ネコの場合、授乳期には最高8万ヘルツの音を捉えられると言われています。子猫と母猫は、この耳の能力を活用し、巣から出た相手をよんだりすることができるのです。この驚くべき聴力で、子猫が親から離れたり、兄弟猫が分散することがあります。ただし、母猫も授乳期を過ぎるともとに戻ります。

猫の耳にはピークがある?

猫の耳は年齢によって変わってきます。猫聴力のピークは、おおよそ5歳だと言われています。5歳以降は、高音が聞き取りにくくなります。なぜなら、猫は歳を重ねることで耳小骨が互いにくっついていくからです。

ネコの耳:聴神経がとてつもなく発達している

猫の聴神経(Auditory Nerve:左目の上の部分の矢印)は4万本近くあります。人間は3万本なので、かなり多いと言えます。これにより、例えばネズミなどの動物が向こうへ歩く音も聞き分けることができるのです。天井裏を見つめている猫がいるとすると、それは偶然ではなくなにかの気配を聞き分けていると考えられます。なぜなら、猫の耳は人には聞き分けれない音を聞くことができるからです。ひょっとしたら、天井裏に猫やコウモリなどの動物が隠れているのを感じているのかもしれません。

猫の耳:猫と犬の聴覚や目などの機能の違い

猫と犬で聴覚などを比較してみましょう。ここでは、猫と犬の違いを簡単に説明したいと思います。そこから言えることは、体の部位の大きさと部位の持つ能力の高さは、相関性があるようです。

猫と犬の耳の違いとは?

猫の耳の方が犬より耳の顔に占める割合が大きいです。そして、聴力の範囲は、猫は犬より高い能力を持っています。

猫と犬の目の違い

犬種にもよりますが、猫の全体視野は犬よりも優れているのが一般的です。猫の視野は、大体230度近く見れます。犬はより広範囲で250〜270度です。

猫と犬の鼻の違い

猫の鼻は割合が小さいです。犬の方が圧倒的に嗅覚はすぐれています。猫の嗅覚は 人間ですと数万~数十万倍です。犬の嗅覚は、人間の100万倍などと言われています。例えば、人と犬を比較すると肉の匂いですと1億倍の差があるとまで言われています。最近では、犬がガンを匂いで見つける研究が盛んに行われているのもうなづける特別な能力ですよね。

猫の耳の機能

猫の耳の聞こえる流れは、まず耳介で集めた音が鼓膜を揺らし、耳の小骨に伝えます。そこから三半規菅を通じて、聴覚神経に送られ、音を聞きます。

猫の耳は、カサカサ・チッチなどの音を聞き分ける

房毛(ふさげ)は耳の先端に生えている柔らかい毛が超音波に反応します。猫の耳は音を効率よく集めることができます。

猫の耳は何ヘルツまで聞き取れるのか?

人間と犬と猫で猫の聴力を比較してみるといかに猫の耳がハイスペックなのかがわかります。

  • 人間の耳:2万ヘルツ
  • 犬の耳:3万ヘルツ
  • 猫の耳:6万ヘルツ

獲物を昔から狩ってきた猫の耳は、大変優れています。獲物であるネズミの鳴き声の周波数は、一般に7万ヘルツと呼ばれています。それをカバーできるために、高音が聞き取れるように発展したものと考えられます。このように耳の発展した動物は猫以外にもいます。例えば、イルカやコウモリも優れた聴力を持っています。

猫の耳のまとめ

猫は信じられないほどささいな音でも、人間では聞こえない音も、猫の耳であれば聞くことができるのです。多くの動物と比較しても猫の耳は大変優れた機能を持っています。猫が、もし飼い主さんの家の天井を見上げていたり、外に耳を傾けどこか遠くをみているかもしれませんが、そこには猫だけが聞こえる何かがあるのです。ぜひ猫を観察してみると面白いと思います。

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