猫のノミ、ダニや内部寄生虫の対策とは?感染すると愛猫にも飼い主にも悪影響を及ぼします
猫が体をかゆがっているのを見たことってありませんか?ひょっとしたら、猫がノミやダニや内部寄生虫をもらってきてしまっている可能性が考えられます。猫のノミやダニの感染は、他の猫と接触があれば移る可能性もあります。他にも、猫の胃腸内などに棲みつく内部寄生虫なども存在します。今回は猫のノミやダニや内部寄生虫の対策について詳しくご紹介します。
目次
- 1 猫がノミやダニに感染していると飼い主にも感染する
- 2 猫に寄生する可能性あるノミやダニの種類とは
- 3 猫に寄生する可能性のあるノミやダニの種類:①ネコノミ
- 4 猫に寄生する可能性のあるノミやダニの種類:②マダ二
- 5 猫に寄生する可能性のあるノミやダニの種類:③ヒゼンダニ
- 6 猫に寄生する可能性のあるノミやダニの種類:④ミミヒゼンダニ
- 7 猫に寄生する可能性のあるノミやダニの種類:⑤ネコハジラミ
- 8 猫のノミ・ダニ対策について
- 9 猫のノミ・ダニの対策方法:①予防薬を使う
- 10 猫のノミ・ダニの対策方法:②環境を確認する
- 11 猫のノミ・ダニの対策方法:③コームを使う
- 12 愛猫が動物病院を嫌いにさせないようにするポイントとは?
- 13 猫の飼い主のノミやダニ予防におけるポイントのまとめ
- 14 猫がかゆがっていないか?
- 15 猫の皮膚の異常を調べる
- 16 猫のおしりをチェックする
- 17 猫のノミ、ダニの対策のまとめ
- 18 関連
猫がノミやダニに感染していると飼い主にも感染する
ノミやダニなど猫の体の表面につくのが外部寄生虫です。回虫や条虫、コクシジジウムなど消化器や血液中など猫の体内に棲みつくのが内部寄生虫です。他の猫や排泄物、汚染された環境から感染し、かゆがったり、下痢をしたり、貧血を起こしたり、猫の体に悪影響を及ぼします。こうした寄生虫は、駆虫すれば治ります。猫を迎え入れた時には、動物病院に連れて行き、獣医師に相談すると良いでしょう。
猫に寄生する可能性あるノミやダニの種類とは
猫に寄生するノミやダニにはいくつかの種類があります。代表的なノミやダニを5つ紹介します。
猫に寄生する可能性のあるノミやダニの種類:①ネコノミ
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ネコノミは激しいかゆみだけに留まらず、瓜実条虫などの病気を媒介します。ネコノミは人間にも寄生するので注意が必要です。
猫に寄生する可能性のあるノミやダニの種類:②マダ二
マダ二は吸血で体調が最大1センチを超えることがあります。マダ二によるかゆみや刺激は強く、人間にも感染します。
猫に寄生する可能性のあるノミやダニの種類:③ヒゼンダニ
ヒゼンダニの体長0.1〜0.3mmなので肉眼で見つけるのは難しいです。ヒゼンダニを肉眼で見つけることは大変難しいです。
猫に寄生する可能性のあるノミやダニの種類:④ミミヒゼンダニ
猫は、ミミヒゼンダニによる外耳炎の症状を示し、痒がったり頭部を盛んに振ったりします。外耳炎とは鼓膜にかけての部分、一般的に耳の穴と呼ばれる部分に起こる感染症のことです。
人に寄生することはないと言われています。
猫に寄生する可能性のあるノミやダニの種類:⑤ネコハジラミ
ネコハジラミは体表を活発に移動し、刺激するので、感染すると猫がストレスを感じてしまいます。ネコハジラミは、人に寄生することはないです。
猫のノミ・ダニ対策について
猫の完全室内飼育であれば、一般にダニやノミその他の寄生虫に感染することはないです。外部から猫がノミやダニをもらった場合は、早めに駆除してください。ノミやダニをもらった場合の対処方法を三つ紹介します。
猫のノミ・ダニの対策方法:①予防薬を使う
猫にノミやダニを予防対策には、猫に一ヶ月ごとに投与すれば予防できます。猫のノミやダニの便利な薬も多種多様な研究が進んでいます。猫の飲み薬であれば、ノミやダニだけでなく、内部寄生虫を含めて広汎に予防ができます。猫を動物病院に連れて行けば、処方してもらえます。
完全室内飼育の子供であれば、ほとんどの場合、約4ヶ月くらいやれば治ると言われています。
猫のノミ・ダニの対策方法:②環境を確認する
いくら駆虫しても家庭内あるいは外の環境に卵が残っている場合、予防薬の意味はありません。猫の寝床やとトイレなどの衛生管理も忘れずに確認してください。やり方がわからない場合、動物病院で獣医師の先生に相談するといいでしょう。
害虫効果のあるハーブやアロマオイルを使うのもオススメします。ハウスダストなどのアレルギー症状の緩和も期待できます。
猫のノミ・ダニの対策方法:③コームを使う
猫のノミやダニは、たった一度脱走したことで感染する事例もあります。他にも、旅行や帰省などで猫自身が外出する機会があれば、猫の感染するリスクがあります。その際には、猫のグルーミングがてら、目の細かいノミ取りコームを調べてみることをオススメします。(私は下記を使っています。)
猫が肛門を頻繁に舐めていたり、こすっていたりする場合、内部寄生虫がいる可能性が考えられます。他にも、猫が下痢や軟便が続く時も寄生虫の感染を疑いましょう。そして、動物病院で獣医師の先生に相談するといいでしょう。
愛猫が動物病院を嫌いにさせないようにするポイントとは?
愛猫が緊張する初めての外出が動物病院で、ただでさえ体調が優れないのに、肛門に体温計を入れられたり注射されたりするケースがあります。猫の視点に立つと、そのような経験をすると外出や動物病院にトラウマを抱えてしまうことがありえます。できるだけ、猫に悪い印象を与えないように、病気ではないときから、一定の頻度で動物病院に連れていくとよいでしょう。例えば、体重を測るだけでも、獣医師の先生と挨拶してお菓子をもらうだけでも愛猫にとって意味があります。
猫にとって様々な経験は、最初がキモです。子猫の時から慣らしておくと、これからの病院への通院に馴染んでいくのです。
猫の飼い主のノミやダニ予防におけるポイントのまとめ
猫がかゆがっていないか?
愛猫がポリポリといつになく激しく体をかいていたら、ノミやダニに感染している恐れがあります。
猫の皮膚の異常を調べる
猫に赤い発疹や脱毛(ハゲ)がないかたまに全身を確認してみてください。
猫のおしりをチェックする
猫の肛門のまわりやうんちに白いゴマのような生き物がいないかチェックしてみてください。もしいれば、条虫の卵の可能性がありえます。
猫のノミ、ダニの対策のまとめ
いかがでしたか。一般に家猫に関しては、ノミやダニの対策の必要はありません。ただし、ちょっとした外出でも時として、猫はノミやダニや内部寄生虫をもらってきてしまうことがあるのです。とりわけ、子猫に関しては、まだ免疫力が低く、感染しやすいのでより一層注意が必要です。大切な愛猫のことですから、そんな時は動物病院へ連れていき、猫をケアしてあげてください。
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