猫の老化のサイン8選!猫を長寿にする為のより良い食事方法と共に
愛猫の成長を正確に把握する飼い主さんは意外に少ないのではないでしょうか。猫は1年という短い期間で成猫へと急速に成長します。成長が早いということは、言い換えると猫の老化はとても早いです。今回は猫の老化のサインに関して詳しくご紹介したいと思います。
目次
- 1 猫の老化はどのように始まるのか?
- 2 猫の平均寿命とは?
- 3 なぜ猫は長生きできるのか?
- 4 猫の老化のサインとはどういうことか
- 5 猫の老化のサイン:①猫の行動が鈍くなる
- 6 猫の老化のサイン:②猫の爪が伸びすぎる
- 7 猫の老化のサイン:③猫の歯が抜ける
- 8 猫の老化のサイン:④猫の毛づやがなくなる
- 9 猫の老化のサイン:⑤猫の脳や神経の衰え
- 10 猫の老化のサイン:⑥猫の筋肉が減り、脂肪が増える
- 11 猫の老化のサイン:⑦毛づくろいをしなくなる
- 12 猫の老化のサイン:⑧食べ物に好き嫌いが出る
- 13 猫を長寿させるための食事方法
- 14 猫を長寿させるための食事方法:①カロリーと塩分控えめの食事
- 15 猫を長寿させるための食事方法:②綺麗な水をたっぷりとあげる
- 16 猫の老化のサインのまとめ
- 17 関連
猫の老化はどのように始まるのか?
猫の老化は動物が性的に成熟した時、または体力がピークに達したときに始まると言われています。一般に猫は10歳前後から、歯が抜け始めたり、口の周りの毛が白くなっているといった老化のサインが現れます。
猫の平均寿命とは?
- 猫の幼年期(Kitten):6ヶ月まで
- 猫の少年期(Junior):7ヶ月~2歳
- 猫の青年期(Prime):3歳~6歳
- 猫の壮年期(Mature):7歳~10歳
- 猫の中年期(Senior):11歳~14歳
- 猫の高齢期(Geriatric):15歳以上
猫の平均寿命(左の数字)は、一般に12〜13歳と言われています。人間では、65歳ぐらいです。医療や環境がよりよくなっているため、以前よりも寿命が伸びている傾向にあります。結果として、20年近く生きた猫がいたりします。ギネスでは、36歳まで生きた猫がいるとの記録が残っています。人間に換算すると168歳に相当すると言われています!猫の年齢は以下の流れになっています。
現状31歳まで生きている猫がいるようです(下の写真)。
スポンサーリンク
なぜ猫は長生きできるのか?
この上の猫のように長寿の猫はなかなか意図的に生み出すのは難しいと思います。それは猫の老化の速度や寿命は個体差があり、生活環境や食べ物の違いが大きく影響していると考えられています。最近では、キャットフードの品質の向上や獣医学の進歩により、猫の平均寿命は飛躍的に伸びています。
ちなみに、野生の猫の寿命は短いです。野猫の場合の平均寿命は、4年から5年と言われています。老化の猫という視点は、家猫のようにより良い環境で飼われている猫を指しています。
猫の老化のサインとはどういうことか
猫の老化が進むと動きが鈍くなり、毛のつやが悪くなるなど外見としてのサインが現れてきます。他にも猫の内臓疾患なども増えてくるため、飼い主の細やかな観察と、獣医師による健康診断が欠かせなくなります。高齢の猫の場合は、若い頃の変色が原因になることも多いです。
飼い主さんは、日頃から猫の栄養管理や健康管理をしていれば、猫の老化に伴う様々なトラブルを未然に防げるようにしてください。ここからは、猫の老化のよくあるサインを8つご紹介したいと思います。
猫の老化のサイン:①猫の行動が鈍くなる
猫の老化と共に、猫の行動は次第に鈍くなり、眠っている時間が増えます。猫の歩き方がおかしかったり、フラフラしている場合は脊髄や関節のトラブルが考えられるので、獣医師の先生の診察を受けると良いでしょう。猫の視力が弱くなったことで行動範囲が狭くなっている場合もあります。猫の目の状態を目が白く濁っている場合は、獣医師の先生に相談すると良いでしょう。
猫の老化のサイン:②猫の爪が伸びすぎる
猫の爪がさやの中に収まらず、出たままになるのも老化のサインです。老化した猫は、爪研ぎをあまりしなくなるので、爪が伸びすぎて指や手のひらの肉球に食い込んでしまうことがあります。月に何度か猫の爪切りをしましょう。
関連記事:猫の爪切りのコツとは?爪切りが苦手な猫の対処方法と共に
猫の老化のサイン:③猫の歯が抜ける
歯の衰えの原因は、歯石による場合がほとんどです。猫の歯石は歯垢が溜まってできるので、若い頃から歯石をとる習慣をつけることが大切です。指にガーゼを巻いて歯石をこすると良いでしょう。取れなければ、動物病院に行き獣医師の先生に処置が必要です。
猫の老化のサイン:④猫の毛づやがなくなる
猫の老化のサインが最も顕著なのは、猫の鼻から口の周りの毛が白くなることがあります。猫の髭も若い時のようなはりがなくなり、全身の毛もつやを失い薄く粗くなります。
猫の老化のサイン:⑤猫の脳や神経の衰え
猫の老化が進むと目、耳、鼻などの感覚が衰え、物覚えも悪くなります。猫は周りの状態がわからず、神経質になったり、逆に無関心になったりすることもあります。猫が食事をしたことを忘れたり、催促したり、トイレの場所がわからなくなってそそうをしたりということも考えられます。
猫の老化のサイン:⑥猫の筋肉が減り、脂肪が増える
猫の老化のサインは、全身の筋肉のはりがなくなり、脂肪量が増え、全体的に太っていきます。お腹がたるみ、行動にも瞬発力が無くなっていきます。
猫の老化のサイン:⑦毛づくろいをしなくなる
猫が老化すると、少々の汚れは気にしなくなります。しかし、猫のフケや抜け毛が増えるので、毎日ブラッシングしたり、目や口の周りをふいたりしてあげましょう。猫の肛門の汚れやよだれも増えてきます。
猫の老化のサイン:⑧食べ物に好き嫌いが出る
猫の老化のサインで、食べ物の好みが変わったり、食べもの好き嫌いがはっきりしてきます。猫は新しい食べ物を見て関心を示さなくなります。老猫のフード選びに苦労する飼い主さんが多いのもこうした老化による理由なのです。
猫を長寿させるための食事方法
猫の長寿へと導く具体的な食事方法をご紹介します。
関連記事:猫の寿命|大切なパートナーの寿命を伸ばす方法や秘訣
猫を長寿させるための食事方法:①カロリーと塩分控えめの食事
猫の肥満を防止する為に、タンパク質と脂肪を減らし、カロリーを抑えた食事を与えると良いでしょう。高齢用のフードをが市販されているので、それらを利用すると良いでしょう。猫が空腹を訴える時は、細かく刻んだ生野菜を加えて増量します。一度のたくさんの量を食べられない場合は、1日に三回〜四回に分けて与えるとよいでしょう。塩分は愛猫の心臓や肝臓に負担がかかるのでとりすぎに気をつけてください。
猫を長寿させるための食事方法:②綺麗な水をたっぷりとあげる
猫が高齢になると水の飲む量が減り、時には脱水症状を起こすことがあります。愛猫に新鮮な水をたっぷりと飲ませましょう。水を飲むことは便秘解消にもつながります。どうしても猫が水を飲まない場合は、ドライフードではなく、缶詰などを猫に与えると良いでしょう。
猫の老化のサインのまとめ
いかがでしたか。飼い主さんの飼っている老猫でいくつか該当項目がある場合は、動物病院で獣医師の先生に相談すると良いでしょう。そうすることで、猫の老化に伴うリスクやトラブルを、未然に防ぐことができるかと思います。大切な家族の一員である愛猫の健康を出来るだけ維持してあげてくださいね。
スポンサーリンク