猫はなぜお風呂や蛇口から水を飲むのか?ネコの驚きの舌の構造や理由などを中心に

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猫は水嫌いな生き物ですが、お風呂に近寄ったり蛇口の水を好んで飲んでいるなときづいたことってありませんか。猫は水嫌いなのは間違いないのですが、子猫のときから水に馴染んでいると、苦手な水への適応能力が身につくケースがあると言われています。今回はそんな、猫はなぜお風呂や蛇口から水を飲むのか?を詳しくご紹介します。

猫は水嫌いであり、風呂や蛇口の水も苦手

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猫は本来水嫌いな生き物です。事実、例えば地面が濡れていたりすると、猫は足を触れないように歩いたりします。これは祖先であるリビアネコ(P52)が砂漠生まれで、水をほとんど知らないから、性質が受け継がれたものだろうと言われています。猫の被毛には脂分がほとんどありません。猫の被毛は濡れると地肌まで水がしみ、気分が悪いのです。

猫はなぜお風呂や蛇口の水を飲むのか

猫が本来水が苦手なのは間違いないのですが、それでもお風呂に入るかわり者の猫もいます。なぜなら、子猫時代の体験が影響しているからだと言えます。水と触れ合う機会や経験があれば、水を嫌わなくなることもあります。

例えば、トルコ原産のターキッシュ・バンは、バン湖のほとりの漁村で飼われていました。バンは犬かきをして泳ぎます。なぜなら、漁船に乗って沖合いまで行くうちに泳ぎを覚えたからです。このように経験から嫌いである水を克服したり、例外的に猫も好んで泳ぐ猫も存在するのです。

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猫が風呂や蛇口の水を飲むのは、好奇心!?

ところが水に入るのは苦手でも、猫はお風呂のお湯をなめたり、水道の蛇口の流水を飲む猫がいます。ほとんどの猫は好奇心からだと考えられます。なぜなら、猫はいつもと飲む水が違って、揺れる水面、キラキラ光って流れる水がおもしろくて、遊んでいるうちに水だとわかり、楽しみながら飲むようになるからです。

猫が風呂や蛇口の水を飲む際の舌の動きがすごい!?

最近の猫研究で、猫が水を飲むときの舌の使い方を高速度カメラで撮影し、分析した結果が発表されたようです。猫は水面に向かってトゲのある舌をすばやく上下させると、水の粘性で水柱が立ち、それをすばやく口に入れるのだということがわかりました。ただし、実験してみると猫によっていろいろであることがわかりました。中には舌先を内側(自分の胸側)に曲げるもの、その反対に外側にまげるものなどがいたのです。犬は舌先をまげて効果的に水を飲みます。そのせいで水回りは濡れてしまったり、ビシャビシャになってしまいますよね。

猫の場合は、舌を曲げないのが基本、曲げる猫は中にはいますがそれはその猫の特別な個性だと言えます。

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