猫の歯磨きの方法とは?ネコにとって大切な理由と歯周病ケアや健康害を及ぼさないために

猫の歯磨きに関してどのようにしていますか。猫が歳を重ねるごとに問題になるのが、歯周病です。歯周病は全身の健康にも害悪なので普段のケアが必要です。今回は、「猫の歯磨きの方法とは?ネコにとって大切な理由と歯周病ケアや健康害を及ぼさないために」をご紹介します。

猫の歯の構造とは?

猫には何本の歯があるのか知っていますか?大人になると、猫の歯は30本の歯を持ちます。これだけ多くの歯を持ちますので、猫のすべての歯をケアするのは簡単なことではないのです。人間とは違って、猫は自分の歯を磨くことはできませんし、骨や草を噛むための適切な国内の代替品を見つけることができませんないので、猫にとって歯を健康に保つための歯磨きは大切なのです。

  • 猫の生後15-20日と生後30-35日の間:26本の乳歯を生え揃います
  • 猫の生後3~5ヶ月:乳歯が抜け落ちる
  • 猫の生後5~6ヶ月:永久歯が生えそろう。猫の歯は、30本になります。

猫の乳歯の場合は26本、永久歯だと30本になります。人間は32本の歯を持っているので、猫も人間も歯の数は大きな違いがありません。

なぜ猫の歯磨きが大切なのか?

猫の歯磨きは猫にとって大切なお手入れです。いくつか理由はありますが、代表的な猫の歯磨きが大切な理由をまとめました。

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猫の歯磨きが大切な理由①:猫の息が臭くなる

猫は臭いのきついものを毎日食べていても、猫の息が臭くなるということはないです。もし猫の息が臭くなる場合は、なんらかの歯周病が原因の可能性が高いです。そして、この歯周病は、猫の歯磨きによって予防できます。

猫の歯磨きが大切な理由②:猫の歯の病気以外の病気を招く

歯肉炎で始まる感染症は、猫が骨や肺、さらに血流自体に感染を発症することもあります。結果として、猫の生命を脅かす全身感染症を招くことがあります。猫の治療費用は、毎年の猫の歯の清掃費よりもはるかに高くなってしまいます。

猫の歯磨きが大切な理由③:猫の歯による疾患は他の病気を複雑にする

糖尿病の猫は、慢性的な口腔感染が原因で血糖値を制御することが困難になるため、他のものよりも苦しんでいまうことがあります。

猫の歯磨きの頻度はどれくらいが適切なのか?

猫の歯垢は、歯についた食べかすに細菌が繁殖したものです。猫の歯垢をそのままにしておくと、細菌が歯の血管を通って全身に回ったり、歯石になって歯茎がはれたりするなど、さまざまな弊害を及ぼします。猫の健康を考えればこそ、歯みがきは子猫のときから慣れさせたいものです。もちろん、成猫でも遅いわけではありません。猫の歯みがきをはじめる前にスキンシップをとりながら、1日1回数分でよいのでチャレンジしてみましょう。

ちなみに、猫のよだれは病気のサイン?

基本的に猫はおいしそうな食べ物を前にしても、よだれを口の外にたらすことはありません。猫のよだれをたらしていたら、 何らかのトラブルがおきているサインの可能性が高いです。もっとも多いのが口の中の病気です。歯周病や口内炎、異物が口の中のある部分につきささって炎症をおこしていることなどが考えられます。猫はよだれ以外の症状として、口臭がしたり、歯ぐきが赤くなり 炎症をおこしたりします。猫が病気にかかると、猫は食欲が減って体が衰弱していきますので、はやめに治療を受けることが大切です。猫が口から泡を吹いた場合は、毒物や刺激物を口にした可能性が高まります。可能な限り早く動物病院につれていく必要があります。

猫の歯磨きをしない場合の代表的な病気とリスク

猫の歯磨きをしない場合の病気リスク①:ネコの口鼻瘻管

猫の口鼻瘻管とは、上あごの犬歯を支えている歯槽骨にまで歯周病菌が侵入し、骨を溶かすことで起きる病気のことです。悪化すると、骨が溶けた部分が穴となって口と鼻が貫通し、鼻から唾液や食べ物が出たり、出血したりします。

猫の歯磨きをしない場合の病気リスク②:ネコの外歯瘻・内歯瘻

猫の歯周病菌があごや頬の骨を溶かして穴を開け、そこで炎症を起こす病気です。猫の目の下や頬などの皮膚に穴が開く場合は外歯瘻、口の中にできる場合を内歯瘻といい、穴から膿(うみ)や血液などが出ます。

猫の歯磨きをしない場合の病気リスク③:ネコの全身性の疾患

猫の全身疾患とは、歯周病菌や毒素が血液中に入り込み、全身にまわって心臓、腎臓、肝臓 などの疾患を引き起こすことです。これによりアンモニアが分解されたようなにおいを引き起こすので、猫の口臭をチェックして確認してください。

いずれかの病気が生じた可能性がある場合は、かかりつけの動物病院で獣医師の先生に相談してくださいね。  

猫の歯磨きの実践方法とは?

猫の歯磨きを実践する前に、いくつか準備が必要です。一つは、ガーゼあるいはコットンです。これらを使って磨く方法が有効です。愛猫の口の中にいれるものですから、清潔なものでないといけません。慣れてきたら猫用の歯ブラシを使ってみると良いでしょう。それでは、猫の歯磨きのステップをご紹介します。

注意したいのは、ネコが嫌がるケースです。愛猫が嫌がったら無理にやらず、ゆっくりと馴染ませるようにしてください。

猫の歯磨き・ステップ①:ネコの顔のマッサージをする

歯磨きをする前に、顔まわりを軽くマッサージして、猫をリラックスさせましょう。

猫の歯磨き・ステップ②:猫の表面の汚れを取る

湿らせたガーゼあるいはコットンなどを人差し指に巻き、その指で口を押し上げながら、歯の表面をこすります。

猫の歯磨き・ステップ③:猫の奥歯の汚れを取る

片方の手で口の端を引き、ガーゼで奥歯と老舗の項目をふき取るようするにこするとよいでしょう。

猫の歯磨きがうまくいかない場合の対処方法とは?

もちろん、猫の歯磨きをこまめに歯垢を落とすことで歯石を綺麗にすることは可能です。しかし、家庭での猫の歯磨きのケアには限界があります。猫の歯石は実は硬いので、猫の歯石が一度ついてしまうと猫の歯みがきではなかなかとれない問題があります。

そんなときは、動物病院で猫の歯石を除去してもらうとよいでしょう。しかし、猫の歯石除去には全身麻酔を使うため、獣医師野先生としっかり相談してください。 猫の歯石除去の処置前には、入念に健康チェックが行われ、異変があれば見送られます。麻酔のリスクもあるので、何度も受けることのないよう、歯石除去後はホームケアを心がけましょう。

猫の歯磨きのまとめ

猫の歯磨きのポイントのまとめ①:1日一回を目安に猫の歯磨きをする

猫の歯磨きは、短時間で良いので1日1回を目安に歯を磨いてあげましょう。

猫の歯磨きのポイントのまとめ②:まずはコットンやガーゼを準備する

猫の歯磨きは、コットンやガーゼで歯をふくだけも効果があります。猫にあったものを準備してあげてください。

猫の歯磨きのポイントのまとめ③:猫の歯石が綺麗にならない場合は動物病院へ

歯石は一度つくと歯磨きでは取れないので、かかりつけの動物病院にいき獣医師の先生に相談してください。

猫の歯磨き・終わりに

いかがでしたか。猫の歯磨きは、愛猫にとって大切なお手入れです。毎日の歯磨きは面倒だと思ってしまうかもしれませんが、長期的に猫の健康にも害なりうるリスクを抱えているので適切に処理してあげてくださいね。

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