実は猫が苦手なものとは?愛猫の嫌がるケースと対処方法と共に

飼い主さんが知らず知らずのうちに愛猫の苦手なものをしてるってお気づきでしょうか?例えば、五感の優れている猫は音に大変敏感です。飼い主さんが気付かない内に猫にストレスとなる行動をとっていることも多いのです。そこで今回は猫が苦手なものをいくつかのケースとしてまとめてみました。飼い主さんは是非愛猫のためにチェックしてみてくださいね。

猫の苦手なものケース①:大きな音と強い臭いが苦手

人間の日常生活の中には、猫の嫌いな音や臭いがたくさんあります。例えば、掃除機の音です。掃除機を出してきただけで、すっと愛猫がにげるなんてことありませんか。他にも、花火や雷の音など大きな音が大変猫は苦手です。ビクビクしたり、机の下、暗いところに隠れてしまったりします。

喫煙者の方や香水をつけている飼い主さんは猫が嫌がっている可能性があります。なぜなら、タバコの臭いや香水の臭いなども猫は苦手意識を持つからです。ミントや柑橘系の臭いも苦手な傾向があります。これは本能的なものなので仕方のないことなのです。

このように不快な音や臭いを感じると猫はストレスを感じてしまいます。家の周りの工事の音などでも猫は大変嫌がります。長い間こうした環境が続くと、猫は音によるストレスで病気が悪化するなんてこともあるので注意が必要です。

すべての猫が音や臭いが苦手ではない!?

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注意したいことは、すべての猫が騒音や不快な臭いでストレスを抱えるわけではない点です。音や臭いが馴染みのあるものであれば、ストレスの負担も小さなものになるのです。例えば、子猫の時期から何度も車に乗って、動物病院に行った経験がある猫にとっては、車の音や病院の臭いに馴染みます。とりわけ、不快に感じずに診察を受けられるようになります。

一方、大人の猫が初めて類似した経験をすると不安やおびえることがあります。例えば、車内のエンジン音やクラクション音、足音、入り混じる臭いなどは猫を不安にさせるのです。これらが原因で診察室内を逃げ回ったり、暴れて抵抗することもあります。

たばこはネコにとって苦手なものだけに留まらず、副流煙のリスクを高める

タバコは猫も人間も変わらず副流煙のリスクを高めることになります。結果として、家族の喫煙と猫の発ガン率は相関性があるようですので、愛猫のためにも猫のいる前でたばこは控えてくださいね。

猫の苦手なもののまとめ:騒音と臭い

猫は生活の中の騒音が苦手です

猫の嫌いな音は、車のエンジン音やクラクション、工事の音や選挙カーなどの騒音、掃除機やヘアドライヤーなどのモーター音、激しい音量の音楽なども含まれます。他にも、猫は花火や雷の音なども苦手です。

猫の嫌な臭い

強い臭いは猫にとって苦手なものです。強い香水、たばこ、歯磨きなどのミントの臭い、オレンジなどの柑橘系の臭いが苦手なのです。

猫の苦手なものケース②:猫は水やシャンプーが苦手

水に濡れるのは嫌いな猫が一般に多いのですが、動く水で遊ぶのが好きな猫やシャンプーに慣れている猫も中にはいます。

猫はなぜ水やシャンプーが苦手なものなのか?秘密は猫の毛

シャンプーしたり、雨に濡れたりすると、猫の毛はぺったり体に張り付き、何とも情けない姿になりますよね。犬や猫の毛には体の外観を覆う、やや太めでまっすぐなオーバーコートと、その内側のカールしたアンダーコートの2種類があります。犬と猫を比べると、犬のオーバーコートは比較的硬く、脂肪がついていて防水性もありますが、猫っ毛と言われる細くて柔らかい猫の毛は、オーバーコートも柔らかく、あまり水を弾けない問題があります。

なぜ水を弾けないかというと、猫の祖先は雨の少ないエリアで生活していたからだと言われています。猫の中には、流れる水が飛び散る水の動きに興味を示し、水遊びを喜ぶ猫もいます。諸説ありますが、一般的に猫は水が嫌いと考えられているのは、この毛の性質が影響しているのではないかという説が有力です。

猫にとってシャンプーは苦手なものの要素が多い!?

短毛の猫なら自分でグルーミングができます。つまり、キャットショーに出場するような猫でないければ、猫は無理にシャンプーする必要がないのです。猫のシャンプーは、濡れるだけでなく、拘束される、押さえつけられてこすられる、シャンプーの臭いが不快などの嫌なことばかりなのです。シャンプーが終わると、猫の嫌いな音のドライヤーを当てられるなど、猫にとってシャンプーが苦手なのは自然なこととも言えます。

もしシャンプー経験のない大人の猫に突然シャンプーをやろうとすると、猛烈に抵抗されることになるでしょう。長毛でシャンプが必要な猫の場合は、子猫のうちから始めることを強く勧めます。なぜなら、早くから慣れておけば、比較的すんなり受け入れてくれる可能性が高いからです。

ちなみに猫の長毛種の豆知識

長毛種は人間が育てた猫の種類なので、猫が本来持っているグルーミング能力だけで、十分に清潔を保つことが難しいのです。ですので、長毛種はとりわけシャンプーが必要だと言えます。

猫がシャンプーが苦手な理由と箇所


猫は猫の毛が柔らかく、防水性が低いので、水に濡れると情けない姿になります。猫の毛は砂漠向きとの見方もあります。猫がシャンプーの苦手要素を下記にまとめておきます。

  • 猫の苦手なもの:猫は押さえつけられるのを嫌う
  • 猫の苦手なもの:猫はシャンプーの臭いを嫌う
  • 猫の苦手なもの:猫はシャンプ後のドライヤーの熱風や音を嫌う
  • 猫の苦手なもの:猫はこすられるのを嫌う
  • 猫の苦手なもの:猫は濡れるのを嫌う

これらの苦手な要素が多い、シャンプーは猫にとって苦手なのは当然といえば当然なのです。

猫の苦手なものケース③:猫は抱っこをされるのが苦手

抱っこは、猫にとって拘束されるのと同じことです。猫は自由に動けなくなることを嫌います。ただし、例外的に猫によっては抱かれるのが好きな猫もいます。たとえ相手が飼い主でも抱かれるのだけは嫌いだという猫がいます。猫が抱かれることを、親しい人間の臭いと暖かさに包まれ心地よいと感じる猫もいますが、一方で拘束され、何かあったときにすぐに自分の意思で行動できない状態に不安を感じる猫も多いのです。

抱っこが好きかどうかは、猫の性格や経験、または抱っこする人間との関係によって決まってきます。少なくとも、よほど人間に慣れている猫以外は、突然、来客など馴染みのない人に抱き上げられれば嫌がるでしょう。

嫌がる猫をどうしても抱っこしたい場合のポイント

猫は相手が親しい人間でも、不安定な体勢や窮屈な姿勢を我慢する気はありません。つまり、人間の抱き方が抱っこ嫌いを作っている可能性があるのです。例えば、人間を抱き上げるとき、前足や首筋を掴んで持ち上げれば、それだけで逃げてしまうこともあります。なぜなら、体の一箇所に不自然に力がかかってしまうからです。抱かれたとき、下半身に支えがないのも不安定なため猫は落ち着けず、ぎゅっと胸に押し付けられて動けないのも猫には苦痛なのです。

猫の抱っこのポイントは、体勢が安定するようにお尻の下に手を入れて支えてあげることです。横抱きにせず、頭の上にして自然な体勢が保てるようにしてあげてください。抱き方には幾つかのポイントがあるので覚えてくださいね。最終的には、猫が心地よく感じる抱き方を覚え、猫の方から抱っこを渇望するのを目指してくださいね。

猫の苦手な抱っこ:嫌がられる抱き方と心地よい抱き方の違い

猫は抱っこされるのが苦手です。抱っこするタイミングは、猫が安心していることが条件として挙げられます。

嫌がられる抱き方

  • 猫の前足や後ろ足を掴んで持ち上げる
  • 猫を押し付けて窮屈
  • 下半身が安定しない
  • 知らない人の場合、抱き方以前に警戒されて嫌がる

猫にとって心地よい抱き方とは

  • 前足の付け根とお尻をもつ
  • 頭を上にした自然な姿勢でお尻の下を支える
  • ぎゅっと押し付けず、柔らかく包み込みように

猫の苦手なもののまとめ

いかがでしたか。普段何気なく行っている行動も猫にストレスをあたえていることがあるので注意が必要です。愛猫の健康のためには、猫の嫌がるものがあれば気づいてあげてくださいねー。

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最近読んで一番よかったのでよければどうぞ!

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